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ウェブカラー()はウェブページのデザインで使う色であり、その色を指定し記述する方法である。16進の色コードはハッシュ記号(#)が先頭に付与される〔著、「」、103ページ〕〔著、「」、71-72ページ〕 。 ウェブページのデザインにあたって、ウェブ文書の要素として色を指定する方法はいくつかある。RGBの三つ組みの16進数形式(16進トリプレット)で色を指定することもできる。場合によっては、色名称をつかって指定することもできる。カラーツールや他のグラフィックソフトウェアを色の値を生成するのに使うことが比較的多い。 初期のMosaicやNetscape NavigatorはどちらもX Window Systemのアプリケーションとして始まったということもあり、X11の色名称を基盤としていた〔Guide to Graphics . SP LUS, splus.com. Page 13.〕。 ウェブカラーにはsRGBという明確な比色分析的定義があり、特定の蛍光体の色度、所定の伝達曲線、順応性のホワイトポイント、観察条件などに基づいている〔著、「」(ISBN )〕。これは一般的なコンピュータのモニターとそれを人間が見る環境に合うように選択されており、カラーマネージメントシステムなしでもそれなりの色再現性がある。しかし、指定された色を再現する忠実度はユーザーの環境に左右される。よりよい色忠実度を実現するには、カラーマネジメントを使ったよりよい環境を必要とする。これはウェブのコンテンツを紙に印刷する際に特に重要である。 == 16進トリプレット表記 == 16進トリプレットは16進数6桁、3バイトの数値であり、HTML、CSS、SVGやその他のアプリケーションで色を表すのに使用する。それぞれのバイトが色の赤・緑・青の成分を表す。1つのバイトは(16進数で)00からFFまでの数値を表し、10進では0から255である。これにより、それぞれの成分の強さを最小(0)から最大(255)の範囲で表す。16進トリプレットはこの3つのバイトを並べたもので、その配置順序は次の通りである。 * 1バイトめ - 赤の値 * 2バイトめ - 緑の値 * 3バイトめ - 青の値 例えば、赤/緑/青の値が10進で、赤は36、緑は104、青は160という色があるとする(灰色がかった青)。10進数の36、104、160をそれぞれ16進数で表すと24、68、A0となる。この色を16進トリプレットで表すと2468A0となる。 なお、10進で16未満、16進で10未満の値の場合、ゼロを前置してトリプレットを常に6桁に保つ必要がある。たとえば10進で4、8、16という値なら16進では04、08、10となり、16進トリプレットは040810となる。 この体系で表現できる色の数(種類)は次のようになる。 : 16進トリプレットを短縮し、16進3桁で表現する方式もある〔CSS3 color module 〕。このフォーマットを通常の16進トリプレットに変換するには、各桁を繰り返せばよく、例えば09Cなら0099CCとすればよい。この3桁のフォーマットはCSSの仕様にあり、HTMLの色指定では規格外となっている〔HTML4 Transitional Document Type Definition 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウェブカラー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Web colors 」があります。 スポンサード リンク
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